赤血球の構造と働きの解説

赤血球が少ない病気とは?血液細胞の約99%を占める赤血球の働き、割合、寿命を入門者向きに解説。

◆赤血球の構造と働きの解説(もくじ)

◆赤血球の大きさと構造を見てみよう!

 ねぇドクター。ここまで赤血球について色々見てきたけれど、実際に赤血球ってどんな構造をしているの?
 大きさやイメージがわかないんだけど…

 赤血球の構造についてだね。
 では一度赤血球の大きさや構造についてここでチェックしてみようか?

 は〜い!

 まず赤血球の大きさについて。
 赤血球の大きさは毛細血管とほとんど変わらない程度のとっても小さなサイズで、直径は約7〜8マイクロメートル。厚さは約2マイクロメートルのサイズで円盤状の形態。
 だからね、赤血球が大動脈から中小動脈を通り毛細血管に辿りついたとき、赤血球は毛細血管内で1列に並んで酸素を運搬するんだよ。

※赤血球は毛細血管内を規律正しく1列に並んで進む

毛細血管と赤血球(イラスト図)

 赤血球の大きさは毛細血管のサイズとほとんど同じサイズ。そのため、ぎりぎりの幅しかない毛細血管部分を進む時には自らの体をよじったりしながら血管内を進んでいくんだよ。

 赤血球が細胞に酸素を送り届けるのも大変なんだねぇ。

◆赤血球の形状をイラストで見てみよう!

 赤血球の形はね、真ん中が軽く窪んだ円盤状の形状をしているんだよ。(赤血球のイラスト参照)

 但し遺伝病のひとつである「鎌状赤血球症」の場合は、この赤血球の形状が文字通り鎌の形をしている。

 赤血球の色はもちろん赤い色をしているんだけど、赤血球の中にあるヘモグロビン濃度によって赤血球の赤さは明るい赤色と暗い赤色に分かれるんだよ。

 だからね、心臓の左心室から大動脈へ送り出されたばかりの赤血球は綺麗な赤色をしている。

 しかし細胞で酸素を渡してきた後の右心房へ戻る前の肺静脈を流れる赤血球の色は暗い赤色をしているんだ。

 こんなかわいい形の赤血球が血液の中にたくさんあるなんて不思議だなぁ。

※赤血球の色は酸素濃度によって異なる