ランゲルハンス島の構造と特徴

医学でポンではランゲルハンス島の構造や特徴、α細胞・β細胞・δ細胞のホルモン分泌の働きをイラスト画像付きで入門者向きにわかりやすく解説しております。

◆ランゲルハンス島の構造と特徴の解説(もくじ)

◆ランゲルハンス島のベータ細胞の特徴と働き

 ランゲルハンス島の中でも特に糖尿病などの病気に大きく関与する重要な働きを持つ細胞がβ細胞(B細胞)と呼ばれる組織。

 ランゲルハンス島の構造図を見ても解る通りβ細胞はランゲルハンス島細胞の中でも最も数が多い細胞組織でその割合は約75〜80%にものぼるんだよ。

 膵臓の重要な2つの働きについて前回学習したけれど、膵臓の働きの中でも内分泌系のホルモン分泌の働きは特に重要でβ細胞はインスリンと呼ばれるホルモンを分泌する役割を持っているんだ。

 インスリンってα細胞から分泌されるグルカゴンと同じホルモンなんだね。
 でも、このインスリンはいったいどんな働きをも持つホルモンなのかなぁ?

◆骨格筋や肝臓に働きかけて血糖値を調整するインスリン

 インスリンの最大の働きは血糖値を低下させる働きがあること。

 ランゲルハンス島のα細胞ではグルカゴンを分泌する事で血糖値のコントロールを行なっていたよね。

 うん、グルカゴンが細胞内部に蓄えられているグリコーゲンを分解してグルコースを生成して血糖値の低下を防ぐ働きをもっていたんだよね。

 そうだね。でも、普段の日常生活の中でもし血糖値の数値が高い数値になり過ぎてしまった場合は、今度は逆に血糖値を下げる働きが必要になる。
 血糖値を高める為には、幾つかのホルモンが協力して血糖値をコントロールしていたけれど、血糖値を下げる働きを持っているホルモンは実はこのインスリンだけなんだ。
 具体的なインスリンの働きとしてはブドウ糖の取り込みを行う骨格筋の働きを促進させたり糖を産み出す「糖新生」を行う肝臓の働きを抑制する事で血液中の糖濃度を調整し血糖値を抑制している。
 だから、インスリンが上手に分泌されないようになってしまうと、今度は血糖値が常に高い数値を示すようになってしまう。
 このようにインスリンが働かずに血糖値が高い数値を示すようになってしまう疾患が糖尿病と呼ばれる病気なんだよ。

※血糖値を低下させる働きを持つホルモンはインスリンのみ

◆インスリンの構成成分はアミノ酸

 インスリンの基礎分泌を行う器官は膵臓のランゲルハンス島の中でも最も多い比率を誇るβ細胞。

 膵臓の内分泌系ではアミノ酸を原料としたペプチドホルモンの分泌が活発に行われていて、中でもβ細胞内ではペプチドホルモンのひとつであるインスリンを分泌している細胞組織。

 尚、インスリンの生成に使用されるアミノ酸原料の種類は100種類以上と言われており、β細胞はたくさんのアミノ酸を組み合わせてインスリンを生成しているんだ。

※インスリンはアミノ酸を原料としたペプチドホルモン