十二指腸の働きと役割の解説

十二指腸の働きと役割の解説。十二指腸の位置ってどこらへんにあるの?長さは何メートルくらい?

◆十二指腸の働きと役割の解説(もくじ)

◆十二指腸の大切な役割について

 十二指腸って思っていたよりも長さが短かったんだぁ。ねぇドクター、この十二指腸はいったいどんな働きがあるの?

 十二指腸の役割についてだね。まず十二指腸の代表的な主な役割の一つとして「膵液」「胆汁」の分泌という役割がある。

 膵液?胆汁?

 うん、膵液は膵臓で作られた消化酵素を多く含む消化液。胆汁は肝臓で生成され胆管と胆嚢で構成される胆道を通って十二指腸に送られてくる消化液のことなんだ。

◆十二指腸内に膵液や胆汁が送り届けられる部分は大十二指腸乳頭(ファーター乳頭)と呼ばれる器官

 十二指腸の働きを見ていくと、重要な働きとして膵臓で生成される「膵液」「肝臓」で生成される「胆汁の分泌」という働きがあることが見えてくる。
 胃で消化された食べ物や飲み物は、どろどろの状態になって十二指腸に送られてくる。
 そしてこの十二指腸では胃から送られてきた飲食物を更に消化吸収しやすい状態にまで消化していくんだ。

【十二指腸の大切な役割】
十二指腸は胃で消化された食べ物や飲み物をより細かく分解、消化する役割を持っている

 食べ物をもっと消化しやすい状態にしてくれているのが十二指腸だったんだね。
 でもどうして膵臓や肝臓で分泌された膵液や胆汁が十二指腸で分泌されるの?

 十二指腸内に膵液や胆汁が送り届けられる部分は大十二指腸乳頭(ファーター乳頭)と呼ばれる器官。
 この大十二指腸乳頭は膵臓や胆道に繋がっていて必要な量の消化液を十二指腸内にいつでも送り込める働きをもっているんだ。

 十二指腸にあるものがファーター乳頭に逆流しちゃったりすることはないの?

 うん、逆流の心配はいらないよ。ファーター乳頭の開口部には「オッディ括約筋」と呼ばれる心臓の弁のような働きをもつ平滑筋のバルブがある。
 このオッディ括約筋の働きで十二指腸内部に入ってきた膵液や胆汁の胆道への逆流を阻止しているんだよ。

【ファーター乳頭の開口部からの逆流は大丈夫】
平滑筋のオッディ括約筋の働きで膵液や胆汁は胆道へ逆流しない構造となっている